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レポート

直伝!九州パンケーキ親子教室

2018/6/30 開催

「九州の大地から笑顔を届けたい!」との思いから生まれた「九州パンケーキ」

6月30日(日)、1階キッチンスペースで「直伝!九州パンケーキ親子教室」が開催されました。皆さんもどこかで「九州パンケーキ」のパンケーキミックスを手に取られたり、実際にパンケーキを食べられたことがあるのではないでしょうか。
「九州パンケーキ」は、その名のとおり、九州の厳選された素材だけで作られた、こだわりのパンケーキミックスです。この「安心」「安全」な「九州パンケーキ」を使って、エンクロスでは初めての親子料理教室の開催でした。



この日の講師は、九州パンケーキの生みの親である「有限会社 一平」の代表、村岡浩司さんです。レタス巻きの元祖と言われる寿司店「一平」の二代目であり、またタリーズの九州1号店を宮崎に出店されるなど、実業家としてのキャリアを重ねられた村岡さんは、現在も地元宮崎を拠点に活躍されています。
そして、中央から地方を見下ろす「地方創生」ではなく、地方から世界を見渡す「地元創生」の理念を掲げて、事業を展開されています。その最たるものが「九州の大地からおいしい笑顔を届けたい!」との思いから生まれた「九州パンケーキ」です。
今回、「延岡を語る若者の会」の押川さんの企画で、村岡さんの熱い思いを是非エンクロスで語ってもらおう!とトークイベントが開催されることになりました。
さらに、村岡さんご本人から最高においしいパンケーキの焼き方を直伝していただき、親子で料理する楽しさ、未来を担う子どもたちに食の大切さを伝えたいと、この料理教室が開催されることになりました。

この日の参加者は7組の家族、計16名。15:00の料理教室開始に合わせて、5歳から中学1年生までの子どもたちが、お母さんやおばあちゃんたちとぎやかに集まって来ました。
小さなコックさんたちはそれぞれエプロンを身に付け、早速パンケーキ教室の始まりです。「皆さん、こんにちは!」大柄な村岡さんが元気な声で挨拶され、子どもたちのキラキラした眼差しが村岡さんに注がれます。


「今日は皆さんに一つお願いがあります。今日のパンケーキ教室でみんなきっと上手にパンケーキを焼けるようになります。なので、次からは皆さんがパンケーキ係になってください!」
照れくさそうにお母さんたちと目を合わせる子どもたち。
「じゃあ、早速始めましょう!」

粉に色がついているのは、中にたくさんの穀物が入っているから

パンケーキを焼く材料は「パンケーキミックス 1袋」と「牛乳200ml」「卵1個」の3つだけです。
「粉に色がついているのは中にたくさんの穀物が入っているからなんですよ。」また、「乳化剤や香料は使っていません。膨張剤も安全なものを使っていますからね。」
村岡さんのリードで次々にボールに材料を入れ、ぐるぐると混ぜて行きます。
「あまり混ぜ過ぎないように。生地がトロッとなったらOKですよ!」
「おっ、いい感じですね~。」
お母さんやおばあちゃんたちと言葉を掛け合ったり、子どもたち同士で一つのボウルを囲んで一生懸命に混ぜる姿に、見ているこちらも思わず笑みがこぼれます。


次はいよいよホットプレートを使って焼いていきます。まずは村岡さんのお手本です。
「ホットプレートを使えば油は引かなくても大丈夫ですよ!」
「少し高いところから真っ直ぐ垂らしてくださいね。」
など“最高においしい”パンケーキを焼くコツを次々にレクチャーされる村岡さんの言葉に耳を傾け、まっすぐに手元を見つめる子どもたちの表情は真剣そのもの。
あっという間に、こんがりキツネ色のまん丸なパンケーキが焼き上がりました。村岡さんがお皿にひっくり返すと、子どもたちから思わず拍手が起こりました。


「じゃあ、次は自分たちで焼いてみようね!」
小さな手に大きなお玉を持っていざ挑戦です。次々に焼かれるパンケーキ。すぐにフロア全体に香ばしいパンケーキの香りが広がっていきます。子どもたち同士で協力したり、ときに大人の手を借りて、色々な大きさのパンケーキが焼き上がりました。いよいよお待ちかねの実食です。


自分で焼いたパンケーキをパクパクと頬ばる子どもたち。お母さんやおばあちゃんたちも一緒に「おいしい~!!」「ふわふわ。」「モチモチしてるー!」と皆さん満足気な表情。皆さんの笑顔からそのおいしさが十分伝わってきました。さらに1枚、2枚と次々に焼いていきます。
「好きな形で焼いていいからね!」「バターを引くと香ばしいですよ。」
村岡さんは絶えず子どもたちに優しく言葉をかけ、子どもたちも動物の形に焼いたり、チョコやハチミツをかけたり、お母さんたちはその姿を写真に撮ったりと、終始和やかにそしてにぎやかに料理教室は幕を閉じました。

お家では、子どもたちがパンケーキ係に

最後に「みんな、上手に焼けるようになったよね!次からはお家ではみんながパンケーキ係だからね!家族にパンケーキを焼いてあげてくださいね。」と締めくくられると、始まる前は照れていた子どもたちの表情に自信があふれているような気がしました。
子どもが、「お手伝いをしたい」「料理を作りたい」言うと、私たち大人は「汚れるから」「危ないから」と、子どもたちのやる気の芽を摘んでしまうことが多々あります。今回の料理教室で子どもたちの生き生きとした表情を見て、そんな大人のわがままが、いかにとるに足らないことかに気づかされました。特に今回の教室のように、「混ぜる」「焼く」といった簡単な作業で楽しくコミュニケーションができるパンケーキは、料理の初めの一歩にもってこいではないでしょうか。


もうすぐ夏休みが始まります。楽しい夏休みの思い出作りに、親子でパンケーキを焼いたり、一緒に料理されてはいかがですか。

また、エンクロスでも料理だけにとどまらず、いろんなジャンルの親子体験教室を計画していますので、ぜひお気軽にお問い合わせください。