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レポート

ゆる手芸

2024/5/24 18:30~19:30 開催

5月24日(金)、エンクロスの2階児童優先席にて『ゆる手芸』が開催されました。
その名の通り、手芸などをしながらお話しするもよし、作業に没頭するもよし。思い思いの時間を過ごせるのが、この市民活動のコンセプトです。


主催は、『ゆる手芸の会』の鈴木亜矢子さん。「手芸の技術はおぼつかないのですが、ゆるく手芸を楽しみながら、こころのお話などができる時間があったらいいなと思ってこの市民活動を始めました。私自身、障がいを持っています」と語ってくださいました。
開催するにあたっては、市民活動コーディネーターに相談し、何度も打ち合わせを重ねました。そのかいあって、自らが思い描く市民活動をようやくスタートさせることができた鈴木さん。市民活動の準備をするのも楽しそうです。


時間になると、イベントに参加しに来た方がいらっしゃいました。「こんにちは」とお互いに挨拶を交わしたら、しばらく穏やかな空気で雑談に興じています。そうして少し時間が過ぎたところで、「今日はなにをしようかな」と言いながら手芸の材料が並べられたコーナーへ移動しはじめました。そこでも、「あ、これかわいい」「こっちもいい」と感想を言い合って、のんびり選ぶ様子が見受けられました。
席に着いたあとも、思い思いに手元を動かしつつ、最近足を運んだ場所や始めたことなどの近況を報告し合います。賑やかというわけでもなく、かといって淡々ともしていない。作業の邪魔にならない絶妙なテンポです。だれもせっかちな行動をしていない、ゆるい時間の流れが感じられました。


「私、今日は絵も描こうかと思って」「あら、いいですね」という会話もありました。鈴木さんによると、最初は手芸のための材料だけを用意していましたが、活動するなかで「手芸に限らなくてもいいのでは?」ということに気づき、イラストブックや折り紙などを準備するようになったそう。おかげで固定観念にとらわれない素敵な作品が出来上がりました。

作品づくりも交流も、楽しく。いいなと思ったことは取り入れて、よりよい活動をゆるーく目指しています。鈴木さんのそんな活動が気になった方は、ぜひご参加ください。次回は、6月28日(金)の開催を予定しています。
ご予約につきましては、エンクロスのホームページやイベントチラシをご確認のうえ、主催者までご連絡ください。