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レポート

プロの料理人が教える「ポポーの冷製スープ」料理教室

2018/10/2 開催

皆さん、ポポーという幻のフルーツをご存知ですか?

バンレイシ科の果実で、寒さや病害虫に強く無農薬で栽培できる果実です。収穫して傷むのが早いため流通が難しく「幻の果実」とまで言われています。
味はマンゴーとバナナを足したようなトロピカルな味と香りが特徴です。収穫時期は夏から秋にかけて、延岡では北方よっちみろ屋や道の駅北川はゆま等で購入できるそうです。


講師のご紹介

講師は、「ステーキ&レストラン あらすか」の重黒木さんです。
大阪の有名店「レストランアラスカ」に務めた後、ステーキの道を極めるためにアメリカに渡り2年間修業されました。
帰国後も修業を続け28歳の頃に延岡に戻り「ステーキハウスほしかわ」の料理長を務めた後「ステーキ&レストラン あらすか」を開業され、平成30年4月で20周年を迎えられたそうです。
10年前に初めて食べたポポーの味が忘れられず、ポポーを使用した様々な料理を研究され、ご自身もポポー栽培を行っていらっしゃいます。
これからの目標は、質の高い食材を提供してくれる地元の生産者との絆を大切にしながら、食で地域を盛り上げていくことだそうです。そしてポポーを延岡の名産として全国に広めていきたいそうです。


東九州バスク化構想をご存知でしょうか?

フランスとスペインにまたがる、バスク地方をご存知ですか?
世界一の美食の街と言われる「サン・セバスチャン」や年間100万人が訪れるグッゲンハイム美術館がある観光都市「ビルバオ」等があり、自然豊かで独特の文化を持った地域のことをバスク地方といいます。
東九州バスク化構想は、このバスク地方の取組をお手本として、延岡市とお隣の大分県佐伯市が県境を越えて連携しながら、地元の食材や人財等、あらゆる地域資源を磨き、そして活用する「地産地活」の考えに基づいて、食で人を呼べる地域づくりを目指す取組みです。
これまでは、質の良い食材を作っている生産者や、料理を提供している料理人さんの互いの顔が見えづらいこともありましたが、バスク化構想で生産者と料理人が連携することによって、双方の顔が見えてくるようになったそうです。
東九州バスク化構想の取り組みの1つとして、「本格タパス料理教室・おうちdeタパス」初開催となった今回、延岡の食材を使った「ポポーの冷製スープ」を作りました。
材料は延岡産のポポー、ジャガイモ、玉葱、牛乳、コンソメです。ポポーのトロピカルフルーツのよう甘みと生クリームの濃厚な味がとてもおいしく、夏の暑い時期や野菜が嫌いなお子様にもピッタリなお料理でした。他にアボカド、南瓜もお薦めという事です。


今回は、のべおかタパス加盟店のお店の協力で料理教室が開催できました。地元食材や人財の素晴らしさを、まずは延岡の人に知ってもらい、そして全国に発信していけるように、エンクロスでも応援していきます。
『本格タパス料理教室・おうちdeタパス』は、毎月1回、プロの料理人さんが延岡の食材を使い、ご家庭でつくれる本格タパス料理を教えてくれるイベントです。
ご興味のある方は、是非、エンクロスまでお問合せ下さい。