パステルアートセラピー ~色を使って心のデトックス~
2019/5/26 開催
色彩心理学は以前より開催していただいていましたが、色を使って心のデトックスとしては、初めての講座です。講師をして頂いたのは、IROKARAさん。宮崎市内にて色をテーマにしたサロン「IROKARA」を主宰していらっしゃいます。
コミュニケーション色彩心理学Cubicに出会い、目で見ることのできない感情や人間関係を目に見える「色」で表せるという事を知りました、と仰っていました。
現代は自分の本音や主張を抑えて生活している人が圧倒的に増えていて、自分の気持ちを的確な言葉に置き換えるのは、大脳生理学的に難しいそうです。
そのため、「人とのコミュニケーションが薄れ、心を解放して会話を楽しむこと自体が減っているのではないか」と主催のIROKARAさんは仰っていました。
ストレスをため込むことの多い現代社会
人は本来ストレスを溜めた時、何らかの方法で吐き出す機能を備えているとの事ですが、現代社会では、その機能をうまく使えなかったり、ストレスに慣れっこになったりして、知らない間にストレス要因を溜め込んでいる人も少なくないそうです。
パステルアートセラピーは、自分の現在と未来を表す「色」を使って楽しくストレスを吐き出すユニークで楽しい方法だと主催のIROKARAさんは話してくださいました。
この日の参加者は5名です。女性が4名、男性が1名。自己紹介の後、自分の状況を表す色をそれぞれ選んでいきます。今日選んだ色の特徴を、IROKARAさんが一人一人に説明していきます。
粉状になったパステルを直接、両手のひらにつけ、白い紙に円を描くように色を付けていきます。
円を描くスピードはそれぞれ、自分の感覚で行います。
さらに色を加えていきます。皆さん無心で色をつけていきます。
パステルアートを描いていると、生理的変化として脳波に変化が見られると仰っていました。
描き始めはβ波(活動の脳波)ですが、次第にα波(リラックス状態の脳波)が優位になると仰られていました。
「自分に心地よいパステルアートが完成し、かつ、落ち着く事の出来るワークです」と参加者にIROKARAさんは説明されます。
皆さんの顔はリラックスして、良い顔をされています。出来上がった絵を参加者同士でシェアリングし、互いの絵にポジティブメッセージを送ります。
癒されながらストレスを整える
IROKARAさんのお話によると、パステルを使って紙に自由に描いていくと、次第に肩の力が抜けて、ゆったりした気分になって癒された様な気分になるそうです。絵を上手に描くのではなく気持ちよく手を動かすことで心を整えられていきます。
描いたパステルアートは、優しい素敵な作品に仕上がります。
講座の最大のメリットは、知らない間に溜めこんでしまったストレス要因を楽しみながら整えていく事が出来るそうです。パステルアートセラピーは、内容を変えて月に1回開催されています。
皆さんも心のデトックスしてみませんか。