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レポート

政治ってこんなにおもしろい!首藤正治と考えるまちづくり

2019/6/29 開催

地域やまちについて知ることの大切さ

2019年6月下旬~7月上旬にかけて
「まちづくりと政治」をテーマに
「まちづくりや政治をより身近に感じて頂く」ことを目指し
各種イベントを開催しました。
29日には、前延岡市長であり
現在は、大正大学地域創生学科で教鞭をとられている
首藤正治さんによる講演
「政治ってこんなにおもしろい!」を開催しました。
市長という仕事のやりがい、まちづくりについて様々語って頂きました。
首藤さんの講演で印象に残っているのは
知らなければ好きにもならない。
知らない人のことを好きにならないよね。地域も一緒。」
ということ。
昨今、若者の都市部への人口流出の原因に
地域愛の少なさが指摘されることがありますが
若者が地域を知る機会を用意することが大切だとおっしゃっていました。



首藤さんが市長になろうと思った思いとして
「交通の便が悪い」
「町が寂しい」
「子どもや若者の遊ぶ場が少ない」
「公共施設の老朽化」
「延岡市に夢や希望、ビジョンを感じない」などがあったそうで
その中でエンクロスの計画も生まれてきたそうです

地域を面白く、活性化させるには

「中心市街地が廃れたのは
大型店や10号線沿いの専門店が出てきたことが原因ですが
生活している方は買い物の場所が変わっただけで
困っているわけではありません。
そんな中で、行政としてまちの賑わいをどう考えるか?」
それでも首藤さんはまちの賑わいが必要だと考えられた理由は
賑わいはまちが市民に提供する『幸福感』のひとつである
と考えたからだそうです。
幸福感からシビックプライドが育まれ
定住人口や交流人口、関係人口に繋がっていくと考えられています。
首藤さんの熱い思いを感じることができた貴重な講演でした。


今回、若者にも政治の魅力に気づいて頂きたく
首藤さんには学生にも分かりやすく資料を作成頂きましたが
参加者に若者が少なかったという課題が残りました。
政治をテーマに若者を取り込むことの難しさを感じました。