1. TOP
  2. レポート
  3. まちのヒト・コト
  4. 五ケ瀬の自慢を見つけよう~広がれ!おいしいブドウ!~

レポート

五ケ瀬の自慢を見つけよう~広がれ!おいしいブドウ!~

2022/9/16 13:30~14:30 開催

9月16日(金)、待合ベンチ前にて『五ケ瀬の自慢を見つけよう~広がれ!おいしいブドウ!~』と題したブドウの店頭販売会が行われました。

このイベントでは、五ケ瀬町のすばらしさを伝えるまちづくり総合学習の一環で、五ケ瀬町立鞍岡小学校の4年生がブドウの販売を行いました。
携わる方々の喜びや苦労、工夫を疑似体験し、流通における五ヶ瀬の農産物の良さを知ってほしい、という願いがこの販売会には込められています。


今回販売したのは、「ブラックオリンピア」という品種です。「ブラックオリンピア」とは、「巨峰」と「巨鯨」という品種を掛け合わせて作った幻の黒ブドウ。糖度が高く甘さを強く感じることから「はちみつブドウ」と呼ばれることもあります。
生徒たちが一から育てたこのブドウは、店頭販売会の前日に収穫したばかりとあって、とても新鮮!
販売前には生徒たちが「おいしいブドウはどうですか?とれたてですよ!!」とよく通る大きな声で宣伝をしていました。その甲斐もあり、待合ベンチ前には販売前にも関わらず長蛇の列ができていました。



販売が始まる15分前には、生徒たちによる「ブラックオリンピア」のプレゼンが行われました。この日のために一生懸命練習してきた生徒たち。本番前にはセリフの確認をする姿が見られました。「ブラックオリンピア」という品種名が言いにくかったようで、何度も練習している姿はとても微笑ましかったです。
プレゼンが始まる前は緊張した様子だった生徒たちも、いざ始まると練習の成果を発揮し生き生きとした表情でプレゼンを行います。


開花の約1週間前に行う「花セット(花穂整形)」や「芽摘み」と呼ばれる作業も自分たちで行ったそうで、この作業をすることがおいしいブドウを育てるコツとのこと。
ちなみに、「ブラックオリンピア」の栽培は、ブドウ名人と呼ばれる興梠浩幸さんから教えていただきました。
「僕たちが育てたぷりっぷりのブドウ、ぜひ食べていってください!」と笑顔いっぱいに話す子どもたちに、並んでいた行列の人たちの期待も膨らみます。

13時30分になり、いよいよ販売スタート!
販売開始を待ちわびていたお客さんが一斉にやってきました。
生徒たちは、次々とやってくるお客さんに少し戸惑いながらも、先生方のサポートを受けながら一つ一つ丁寧にお会計をしていました。



販売開始から15分が経過したところで、すでに残り7パックとなっており、生徒たちが育てたブドウは大人気でした。その後、残り1パックとなり、完売に向けて生徒たちの熱気もより一層高まっていました。そこへ、最後の1パックを購入される方が現れ、無事に完売。
当初1時間を予定していた販売はなんと約20分で終了!合わせて288パックあったブドウが全て売り切れることとなりました。

無事に完売すると、やり切ったという達成感に満ち溢れた表情の生徒たち。先生の掛け声に合わせて「バンザーイ!」と声を上げて喜んでいました。周りにいらっしゃった方々からも温かい拍手が送られていました。


販売会を通して、自分たちの住む町の魅力をより感じることができた生徒たち。写真でもわかる彼らの表情や、並んで購入したお客さんの姿を見れば、今回の販売会が大成功だったことが伝わるのではないでしょうか。
生徒たちによって、延岡駅に賑わいがあふれる素晴らしいイベントとなりました。