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レポート

延岡駅開業100周年 特設体験コーナー/おいしい!よりみちの駅

2022/5/1 10:00~16:00 開催

5月1日(日)に、『延岡駅開業100周年 特設体験コーナー』と
『おいしい!よりみちの駅』が開催されました。
1922年5月1日に開業し、今年で100周年を迎えた延岡駅。
特別企画として、列車運転シミュレーターの体験コーナー、制服・制帽を着用しての記念撮影コーナーがエンクロス待合スペース横に設けられました。

〈出発!小さな運転士さん〉

運転席からの映像をモニターで見ながら運転操作を体験できる、列車運転シミュレーターのコーナーは、あまりの人気に、予定より時間を30分繰り上げての開始となりました。


制帽を被っていざ出発!
運転士さんから操作方法を教えてもらい、八幡駅から黒崎駅までの博多行き快速列車を運転します。その表情はまさに真剣そのもの。


モニター左下の速度計を見て速度調節をしながら、信号の標識は指差し確認、踏切では警笛を鳴らします。

最初は緊張した様子でしたが、運転士さんから「上手!」「かっこいいよ」「信号をしっかり指差し確認すると乗客も安心するからね」と声をかけてもらううちに、だんだん自信をもって運転できるようになっていました。


到着予定の黒崎駅に近づくと、「黒崎は工場が多い町だよ。向こうに煙突が見えるね。延岡にも大きい煙突があるから似ているね」と景色も見ながら、ゆっくりブレーキをかけます。(雨天時はブレーキのかかりが遅いため、天候によってブレーキのレバーを操作するタイミングも変わるそうです。)

無事に停車できると体験は終了です。
運転士さんに「よし、運転士として明日からJR九州に来てくれるかな?」と言われると、うれしそうに返事したり、恥ずかしそうに頷いたり、と反応はさまざま。小さな運転士さんの誕生に、周囲も思わず笑みがこぼれました。
乗客として乗っているだけではわからないことを知ることができ、貴重な体験となったことでしょう。



制服・制帽を着用しての記念撮影コーナーも大盛況でした。

また、記念乗車券の販売やJR九州ウォーキングも行われ、多くの鉄道ファンで賑わいました。


記念乗車券は、開業当時のような分厚い紙でできた切符になっており、延岡発・門川行きと日向長井行きの2種類が限定販売されています。
乗車後、ご希望の方には切符を返していただけるとのことで、コレクションとしてお手元に置いておくこともできますね。

JR九州ウォーキングに宮崎市内から参加されたご夫婦は、「コロナ禍で宮崎市内ではなかなか開催されないので、今回は開催されてうれしい」と笑顔で話されていました。以前も参加されたそうで、「延岡の土地勘がついてきたので、次回は車では回れないような裏道を通るウォークラリーもやってもらえたら」と期待を寄せておられました。

〈ほっと一息 よりみちマルシェ〉

JR九州ウォーキングに参加された方や、ドライブやお散歩の途中に立ち寄られた方に、ほっと一息ついていただけるように、『おいしい!よりみちの駅』と名付けて、マルシェを開催しました。





お弁当、焼き菓子、パン、コーヒー、リンゴ飴、雑貨など6店舗が出店し、11時の販売開始前から、長蛇の列ができました。
最初に並ばれた方はなんと10時から!エンクロスの公式Instagramで開催を知って、お越しくださったそうです。


歩いて、体験して、味わって、延岡駅開業100周年の記念日にふさわしい、大変盛り上がった時間となりました。



エンクロスの待合スペースでは、歴代の延岡駅舎や関連する施設の写真パネル展示を5月8日まで開催しております。


ぜひご覧いただき、延岡駅の移り変わりを感じていただけたらと思います。