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自宅でできるセルフケア‟お灸教室“

2022/6/24 18:30~19:30 開催

6月24日(金)、ソファラウンジにて『自宅でできるセルフケア“お灸教室”』が開催されました。主催者である鍼灸Salon Le Lienの山﨑樹里さんは、お灸について多くの方に知ってもらい、もっと身近に感じてほしいとの思いから、エンクロスでの活動を始めました。


東洋医学には「未病」ということばがあります。それは検査値に異常はないのに、どこか体の調子が悪いという健康と病気の間の状態のこと。未病を養生することで健康な状態を維持する。それが東洋医学の基本的な考えです。山﨑さんは、この考えをもとに、毎回テーマを決めて自分の体の状態を知り、お灸を通してのセルフケアの方法を伝えています。

お灸は二千年以上前、古代中国で生まれました。日本へは6世紀後半の飛鳥時代に仏教とともに入ってきたそうです。お灸に使われるのは、「もぐさ」と言って、ヨモギの葉の裏の白い綿毛を集めたものです…、とお灸についての基礎知識から学びます。


他にも、実物を示しながら、お灸の種類や期待される効果、ツボの見つけ方について説明を聞きます。参加されたみなさんはいろいろなお灸を前に、わっ!と歓声を上げながら、手に取ってじっくり見ていました。


今回のテーマは『体質診断~あなたはどのタイプ!?~』。
東洋医学における6つのタイプのなかから、自分の体質がどれにあてはまるのか、チェックシートを使って調べます。自分の体質の特徴を知ったうえで、いよいよお灸の体験です。今回教えていただくツボは6つ。ツボの場所や体にどういった影響が望めるのか、押す強さの目安など、山﨑さんの説明にじっと聞き入ります


体験するのは、「せんねん灸」という種類のお灸です。せんねん灸は間接灸といって、肌に直接乗せないため、お灸の痕が残りません。今回は使いませんが、他に直接灸というものもあります。
最初はみなさん同じツボの上に火をつけたせんねん灸を置いて、じっと待ちます。


すると徐々に煙が出て、香りが広がります。じわじわと温かくなるお灸。熱くなりすぎないか、どきどきしながらじっとお灸を見つめます。
意外かもしれませんが、お灸に我慢は禁物です。熱いと感じたらすぐに取ります。「熱いです!」と手を挙げると、山﨑さんがすぐ取り外してくれます。
ひとつめのお灸を体験して、みなさんはにっこり笑顔。ソファラウンジに笑い声が響きました。次は6つのツボのなかから、それぞれ体質に合ったツボを選びます。山﨑さんがひとりひとりにツボの場所を教え、その上にお灸をします。


お灸をしている間は、山﨑さんを中心に雑談タイム。毎日同じ場所にお灸をするほうがよいのかどうか、お灸と鍼の違いは?など、お灸に関する質問から食に関することまで、健康についての話に花が咲いていました。
お灸の経験がある方は、せんねん灸より熱くなるお灸にも挑戦し、楽しくわいわいと盛り上がりました。


『自宅でできるセルフケア“お灸教室”』は、山﨑さんが優しく丁寧に教えてくださるので、お灸をしたことがない方でも安心してご参加いただけます。


この機会にぜひ体験して、ご自宅でもセルフケアで体をいたわりましょう。
次回は8月開催予定です。みなさまのご参加をお待ちしております。