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レポート

クリスマスあんフラワーケーキ(ビーガン料理)

2022/12/24 12:30~14:30 開催

12月24日、キッチンスペースにて『クリスマスあんフラワーケーキ(ビーガン料理)』が行われました。主催は「合同会社SHIRURERI」の松田枝里さんと妹の佐藤華代さん。
松田さんは東京であんフラワーケーキ教室を開いています。教室を始めたきっかけはアレルギーのある娘さんでも美味しく食べられるケーキを作りたいという思いから。



あんフラワーケーキとは、卵・乳製品・小麦粉・白砂糖不使用のカカオタルトの上に植物由来の天然色素で着色した白あんでお花を絞りデコレーションしたスイーツです。
今回はコットンフラワーとポインセチアを作っていきます。

まずは白あんを練る作業から始まります。練ることで空気を含んで白くなり、質感もなめらかになるとのこと。角が立つまでひたすら練っていきます。


次に、ポインセチアの色を決めていきます。朱色系と紫色系の2種類から選びます。白あん本来の色をそのまま活かし、朱色系と合わせて「紅白にしよう!」と即決の方もいました。
色を決めたら再び練っていきます。練ることにも慣れてきたようで、無心で作業されていました。2種類の色素をミックスしたり、同じ種類でも入れる量によって全く違う色になったりなど、可愛らしい色から大人っぽい色までみなさんそれぞれの色ができていました。


色を決めて、あんを練り終わったらいよいよ絞る作業が始まります。
はじめに使う道具の説明もかねて、松田さんにお手本を見せていただきました。
フラワーネイルと呼ばれる土台にあんを絞り、出来上がったらフラワーリフターと呼ばれるハサミで持ち上げてお皿に移していきます。そして、作るお花によって口金の形を変えていきます。


親指と人差し指でしぼり袋を持ち、脇を締めて上から垂直に絞ります。
まずはコットンフラワーの土台作りから。コツは土台を分厚くすること。そうすることで、あとからフラワーリフターで別のお皿に移動させるときに持ち上げやすくなります。
次に土台の上に茶色のあんで4~5等分の線を引きます。そして、線を目印にコットンフラワーのふわふわ感をイメージし、まるく大きく絞っていきます。自分が思っているよりもずっと大きくすることが大切とのこと。


松田さんにお手本を見せていただいたら、今度は自分たちで絞っていきます。お2人にサポートしていただきながら作業していきました。いざ絞ってみると、想像していたよりもあんが硬く、苦戦している様子でした。それでもなんとか1つ目を仕上げ、2つ目以降は少し慣れてきたようでスムーズに絞っている方もいました。


コットンフラワーの次はポインセチアを作っていきます。コットンフラワーで使用した口金とは別のものを使います。
土台を作るところまではコットンフラワーと同じ。そこから花びらや花芯を作っていくことで本物さながらのポインセチアが出来上がります。
先ほどと同じように松田さんにお手本としてやっていただきました。
口金を立て、土台に対して45度に突き刺し、2秒ほど待ってそっと引きます。すると、ポインセチアの綺麗な花びらが出来上がり、参加者からも「すごーい!」と歓声が上がりました。同じ作業を4回ほど繰り返すと、あっという間にポインセチアが完成!


コットンフラワーよりも難易度が高い作業に、「できるかなぁ…」と不安になっている方もいました。実際にやってみると、やはり難しいようでかなり苦戦している様子でした。
土台に突き刺した後にすぐ引いてしまう方が多く、松田さんが「思っているよりもずっと長く待ってから引いてください」とアドバイスされていました。
あんフラワーの良いところは、何回でもやり直せるところ。形が崩れたら絞り袋に入れ直し、最初からやり直す方もいらっしゃいました。
アドバイスをもとに作業を続けていくと、みなさん見違えるほどの成長を遂げ、とても素敵なポインセチアが出来上がっていました。


2つのお花を作り終わったら、デコレーションをしていきます。松田さんたちが事前に作っていたカカオタルトの上に先ほど作ったコットンフラワーとポインセチアを盛りつけていきます。
隙間を作らないようにまんべんなく盛りつけたり、クリスマスリースのように盛りつけたりと、それぞれの個性が光る素敵な作品が完成しました。




完成した後にはプチ撮影会が行われました。
苦労しながら愛情を込めて作った作品は我が子のように感じられるようで、「やっぱり自分の作品が一番かわいい」と満足げにおっしゃっていました。


今回のイベントを楽しみにしていた方も多かったようで、実際に体験し、大満足のようでした。
こちらのイベントは今後も開催される予定です。
みなさんも美味しくて体に優しいケーキを一緒に作ってみませんか?