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レポート

ふしぎな花倶楽部押花教室 きんもくせい

2023/2/11 10:00~10:30, 10:30~11:00, 11:00~11:30, 11:30~12:00 開催

2月11日(日)、12日(月)に学習スペースにて『ふしぎな花倶楽部押花教室 きんもくせい』が開催されました。講師は持原タツヱさん、山上久美子さん、江上みま子さん、熊田清美さん、奈須好美さん。


講師のみなさんは、花本来の美しさを長く楽しめる押花の魅力をもっと多くの人々に知ってもらいたいという思いからこの活動を始められました。

押花との出会いは約6年前。元々、花が好きで自宅の庭で育てていたという代表の持原さん。ある時、花をもっと長く楽しみたいと思ったことから押花を始めたそうです。その後、あっという間に押花の魅力に取りつかれ、現在は押花用として様々な花を育てているとのこと。
お孫さんに作ってほしいとお願いされることも多いようで、そのことを嬉しそうに話されていました。


「きんもくせい」という名前は、5人が通っていた押花教室の名前だったそうです。お師匠さんがお亡くなりになって、存続が危ぶまれたこともありましたが、お師匠さんからの“インストラクターの資格を取ってほしい”という意思を継いで教室の名前はそのままにして続けていくことにしたそうです。現在は、月に2回地域の公民館でも活動を行っています。

押花というと、しおりというイメージが強いのではないでしょうか。きんもくせいではしおりはもちろんのこと、マグネットやキーホルダー、クリアファイル、キャンドルなど、押花を使ったさまざまな作品を制作しています。



今回は押花を使ったボールペンとシャーペンを制作していきました。
まずは、好きな花を選びます。「色揚げ」と呼ばれる手法で鮮やかに染め上げられた花はとても美しく、たくさんの種類があるため、みなさんとても迷っている様子でした。


花を選んだら、トレーシングペーパーに好きなようにデザインします。持原さんたちにアドバイスをもらいながら真剣に取り組んでいました。



デザインが出来たらシールをかぶせて固定します。それをボールペンやシャーペンの透明部分に巻きつけると、世界に一つしかない自分だけのペンが完成。
ペンに巻きつけると、シートにデザインした時とはまた違う表情を見ることができ、どの角度からでも楽しめる作品となりました。
アンケート記入時に早速使っている方もいらっしゃって、出来栄えにとても満足されている様子でした。


また、今回のワークショップと同時に『押花教室きんもくせい 展示会』が開催されており、花をそのまま活かした花束や、まるで写真のような風景、色とりどりの花を使った美しい蝶など、さまざまな押花アートが展示されていました。
花だけでなく、道端に咲いている草や枝、里芋の皮を使っている作品まで。
押花アートは、真空にすることで色褪せることなく、美しさを保つことができるそうです。
お師匠さんとの作品をずっと大切にされている方もいて、作品展が開催されるときには必ず出品されているとのこと。
参加者のみなさんは、細部までこだわった美しい作品をじっくりと眺めていました。



押花を使った作品作りを体験し、素敵なアートを見て、押花の魅力をたくさん感じられる素晴らしいイベントとなりました。