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レポート

エンクロス涼まつり

2023/8/20 15:00~20:30 開催

8月20日(日)、駅前広場にてエンクロス涼まつりが開催されました。
会場には、延岡の夏の暑さを楽しみつつ、涼を感じてもらう「食」や「体験」が用意されていました。



<打ち水大作戦>
体験イベントとして打ち水大作戦を行い、たくさんの子どもたちが参加しました。 15時30分の回には、FC延岡AGATAの選手も参加し、みんなで竹筒やじょうろを使って水をまきながらエンクロスの周りを歩いていきました。


打ち水についてのクイズが出されると、子どもたちは元気よく答えていました。
①    打ち水に向いていないのは朝・昼・夜のどれ?
正解はお昼。
お昼は一番暑い時間帯のため、せっかく撒いた水がすぐに蒸発し、湿度が上がることでかえって蒸し暑くなってしまいます。太陽の日差しが強くない朝や夜に撒くのが一番効果的です。
クイズに答えながらエンクロスを一周していきます。


②    打ち水をすると涼しくなるのはなんで?
それは、水が蒸発するときに周囲から熱を吸収してくれるからです。そのため、朝や夕方などの涼しい時間帯や日陰に撒くことで水がゆっくりと蒸発し、涼しさが持続します。


③    打ち水をすると、体感温度はどれくらい下がる?
正解は約1.5℃。
ほとんどの子が3℃や5℃くらい下がると予想していたため、1.5℃ほどしか下がらないことにびっくりしている子もいました。

夏の風物詩である打ち水ですが、なんとスペインでも似た文化があるようです。
太陽の国とも呼ばれるスペインでは、夏は日本と同じくらいまで気温が上昇するため、多くの人たちが自宅の玄関などに打ち水をしているとのこと。



今回参加した子どもたちの中には初めて打ち水をしたという子もいて、クイズで打ち水のことを知ることができ、楽しい体験になったようでした。

<氷のオブジェ登場!>
会場の真ん中には大きな氷のオブジェが設置されており、普段はなかなか見られないような大きさの氷に子どもたちは大興奮!冷たい氷をたくさん触って涼んでいました。



そんな中、打ち水大作戦で使われた竹のコップで氷を削るという新しい遊びが生まれ、みんなとても真剣な表情で芸術作品を作り上げていました。


<涼しげなうちわ飾りと風鈴飾り>
エンクロスに遊びに来てくれた子どもたちが作ったうちわも飾られていました。花火の模様のシールを思い思いに貼ったうちわは個性豊かで素敵なものばかりです。 風鈴も飾られており、会場には涼しげな音が響いていました。



<かき氷のふるまい>
7月に門川町にオープンした「氷柄(ひょうがら)」さんによるかき氷のふるまいも行われました。限定100食のかき氷をゲットするために、抽選券配布場所の待合スペースには長蛇の列ができていました。 15時前には掲示板によって当選発表が行われ、自分の番号をさがしに大勢の方が見に来られました。


見事当選した方たちは、天然氷でできたふわふわのかき氷を嬉しそうにほおばっていました。



<海遊縁日>
海遊縁日には、鉄球ゲームやめだかすくいなどの楽しい遊びが用意されていたほか、延岡マリンサービスさんが撮影した海の生き物の写真も展示されており、海の世界にいるような気分になれる場所となっていました。





JR九州延岡駅さんによる千本引きやプラレール展示コーナーでは、子どもたちが楽しめるコンテンツが用意されていました。


飲食販売では、チーズハットグやタコス、塩焼きそばなどのご飯ものから光るドリンクやオリオンビールなど涼を感じる飲み物まであり、なかには、もずくの天ぷらという珍しい食べものも用意されていました。会場のみなさんはたくさんの美味しいものをお腹いっぱい食べていました。



日が落ちて少し涼しくなってきた18時頃、会場ではライトアップが行われました。
昼間の景色とは打って変わって、幻想的な世界となり、会場にいた人々は心地よい風鈴の音と夜風を感じながら最後までお祭りを楽しんでいました。





子どもから大人までたくさんの方が訪れた「エンクロス涼まつり」。
食べて、触れて、体験して。さまざまな角度から涼を感じられる素晴らしいイベントとなりました。