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レポート

エンクロスハロウィーン2023

2023/10/29 10:00~18:00 開催

 10月29日(日)、エンクロスハロウィーン2023を開催いたしました。
天気にも恵まれ、体を動かして遊んだりするのにちょうど良い1日となり、午前中からエンクロスには仮装をしたたくさんの子どもたちが遊びに来てくれました。

【仮装ハイハイ競争】
赤ちゃんの声がする2階に行ってみると、そこには畳のスペースが。 大きく黒い「ゴール」という文字が目に入ります。


こちらで行われたのは、「仮装はいはい競争」。
仮装を参加条件とし、はいはい時期の小さな子どもが一斉にゴールを目指し進みます。
「よーい、スタート!」という合図とともに、保護者の方は赤ちゃんが興味を示すアイテムを目の前で振りながら「こっちこっち」と呼びかけます。
それはぬいぐるみだったり、カギだったり、巾着だったり。


スタートの合図と同時に着実に前に進んでいく子もいれば、お母さんが離れた瞬間泣き出してしまってスタート地点に座り込んでしまい動かない子もいたりと、楽しさ満載のはいはい競争となりました。
はいはいできる時期とハロウィンの時期が重なったタイミングでしか参加が難しいこちらのイベントには、満員の24名の子どもたちが参加してくれました。
楽しい親子の時間となっていたようです。

【ハロウィン実験遊びの日】
DIYスペースでは、延岡高等学校SSH係の生徒のみなさんによる実験遊びが開催されました。
子どもたちが体験したのは、人工イクラづくりやスライムづくり。


子どもたちのサポートに高校生が入り、混ぜたり、こねたり、着色したりして作り上げていきました。
10歳以上年が離れている子どもと触れ合う時間を、高校生たちは、「一緒に作れて楽しい。」「子どもが楽しんでいる様子が嬉しい。」と言い、その時間を大切にしている様子は、こちらにも伝わってくるのでした。



手元にできた作品を目の前にした子どもたちはとても気に入った様子で、何度も手のひらに乗せては転がしを繰り返し楽しんでいました。



高校生と子どもが一緒に取り組むイベントには、楽しさと優しさがありました。

【ピニャータでおかしをゲット】
行き交う人たちが最も興味を示した場所では、「ピニャータでおかしをゲット」が開催されました。 そこには派手な色をした3種類の形の箱がロープで吊り下げられていて、それを棒で叩いて穴を開け、中に入っているお菓子をゲットするゲームです。 子ども達は興味津々の様子ですが、まずはスタッフと一緒にグー、チョキ、パーのリズムに合わせた歌と踊りでウォーミングアップをします。



ウォーミングアップ後に棒が渡され、子どもたちはざわつき始めました。
早く叩きたくてしょうがない様子がこちらにも伝わってきます。


ルールを説明して、いよいよスタート!
「行けー!」「がんばれー!」「こっち!こっち!」と子どもたちの声援が響きます。


両手で棒をしっかり握り、思いっきり振りかざして叩く子もいれば、コツンコツンと片手で優しく叩く子もいます。子どもたちが協力しあうその様子はとても微笑ましくもありました。


「おー、やったー!」という声と同時に箱に穴が開き、詰められていたお菓子が見えました。子どもたちは欲しいお菓子を自分のバッグに詰め込んで、叩き割った感想を興奮気味で伝えあっていました。



【OTOHANA リトミックDEハロウィン】
キッズスペースでは、おはなしねいろさんによる、リトミックや絵本の読み聞かせが開催されていました。


「ハッピー、ハッピー、ハロウィーン」という明るい音楽に合わせて、布を振りながら歩いたり、踊ったり。小走りしたり。


突然暗い音が流れ、先生たちは冷ややかな表情に変わり、子供たちもびっくりして動きが止まりました。
「おばけがきたー。にげろー」
先生の呼び声で慌て逃げる音に合わせ、子どもたちも小走りであちこちに逃げ回ります。


明るい音楽と少し暗めの音楽の繰り返しに合わせたリズミカルな動きに、子どもたちはとても楽しんでいた様子でした。

【ハロウィンフルートおはなし会】
キッズスペースでは、もう一つイベントが開催されました。 市民活動者のオリーブの風さんによるハロウィンバージョンのフルートおはなし会。 ハロウィンに合わせた絵本の読み聞かせとフルートの音色を聴きに、子どもからご年配の方まで大変多くの方が参加されていました。



日常であまり聴くことのないフルートの優しい音色に包まれながら、その音色に魅了された参加者の皆さんは、大変満足された様子でした。

【チチンプイプイ!魔女鍋を召し上がれ】


キッズガーデンでは、延岡学園高等学校調理科の生徒の皆さんが発案した、不思議で美味しいスープが配られました。


そのスープは、ちょっと薄紫色したとろみのあるスープ。


高校生がカップに注ぎ、「はいどうぞー。」と手渡すと、初めて見るそのスープの色に、子どもも大人もちょっと驚き気味。
スプーンですくったスープをゆっくり見つめながら口に運ぶ姿は、なんだかドキドキとわくわくが入り混じっているようです。
「どう?」と尋ねると「おいしい!」という言葉が返ってきて、周りにいた子どもたちからも「おいしい。」という言葉が聞こえてきました。
それを聞いた高校生は嬉しそうに、「ありがとうございます!」と明るい笑顔で返事を返します。


スープはたくさんの方々に振る舞われ、300枚の引換券では足りないほどの盛況ぶりでした。


高校生が一から考えたスープには、飲んだ人を笑顔にさせる「美味しくなーれ」という魔法がかけられていたのかもしれません。