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あとの残らないお灸・痛くない針のすすめ

2024/4/3 14:00~15:00 開催

4月3日(水)、エンクロスの2階ソファラウンジにて『あとの残らないお灸・痛くない針のすすめ』が開催されました。
身体にまつわる悩みのひとつに、『冷え』や『コリ』が挙げられます。特に、手足や肩・腰は冷えて硬くなりやすく、温めるためにさまざまな方法を試してきた方も多いのではないでしょうか。西洋医学である検査、投薬、手術などに頼るほどの病気ではないけれど、身体の不調の原因にもつながりやすいために困っている。今回の市民活動では、そんなお悩みを抱えた方々に役立つかもしれない、人間の自然治癒力を活かす東洋医学からのアプローチをお伝えします。


この市民活動を主催したのは、草野整骨院の院長である草野正明さん。柔道整復師、鍼灸師、あん摩マッサージ指圧師の資格をお持ちです。延岡駅前にて平成4年度より開業されており、地元の人々から長く信頼され続けています。
そんなベテランの草野さんが市民活動をしようと思ったきっかけは、まわりの人に勧められたからだそう。「いろんな人に言われてね、やってみたらって。私自身も、そろそろ自分の持っている技術を地元に還元するために考えないといけないなって思ったんですよ」


東洋医学の柱の一つである、鍼灸。身体に無数に存在するツボは、刺激すると身体が本来持つ自然治癒力を高める効果があると言われています。なかでも、ツボ押しは簡単にセルフケアできることが大きなメリットです。お悩みごとにぴったりだと思われるツボについて解説してくださる時間が設けられているので、気軽に相談してみてはいかがでしょうか。草野さんの気さくな人柄に今回の参加者もすっかり安心したようで、終始和やかな雰囲気でお話しされていました。


鍼灸を体感してもらうため、実演の時間もありました。冷えて硬くなりやすい部分をマッサージしながら、慣れた手つきで進めていきます。参加者から「なんだかポカポカしてきました」と嬉しそうな声があがると、草野さんも思わずにっこり。「西洋医学がなかったころ、昔の人たちはこういったやり方で身体を労わってきたんですよ」としみじみと口にされました。
病気になった後ではなく、事前予防として鍼灸を取り入れることで、身体のメンテナンスにも有効であると考えられている鍼灸。普段なかなか触れる機会がないからこそ、もっと身近に感じてほしいというのが草野さんの思いです。

次回は、5月8日(水)の開催を予定しています。ご予約につきましては、エンクロスのホームページやイベントチラシをご確認のうえ、主催者までご連絡ください。