アウトドアを楽しもう!!~延岡再発見~
日本有数のアウトドア天国『延岡』
日本有数のアウトドア地域として知られる延岡市は、自然豊かで近年注目されている場所です。スポーツとしてのアウトドア・体験するアウトドアの二種類が存在し、多くのアウトドア通を唸らせています。
今回初めて川下り(ラフティング)を体験してきました。ラフティングは急流下りの一種で、川に点在する瀬(流れの激しい場)を乗り越えるアクティビティとなっています。
今回は特別編として、連日の雨の影響で増水し、より楽しい急流での体験ができるということで北川に向かいます。私も延岡市民ですが、急流下りはしたことが無く延岡にこういった場所があることすら知らなかったです。
北川に向かう道中、一緒に向かったスタッフと会話しながら「どうなるんだろう、川下りって危ないイメージが…」と興奮と緊張が入り混じった様子でした。
実際、北川についてから川を確認すると流れは非常に穏やかで、増水の影響で所々急流が出来ている状況でした。また、清流の北川では川釣りを楽しむ人も多く、休日になると多くの釣り人が来るスポットにもなっているようです。
延岡のアウトドアと言えば、ボルダリングが有名ですが、延岡ではそれ以外のアウトドアも楽しめます。水質日本一の五ヶ瀬川をはじめ、祝子川・小川と多数の清流が存在します。アウトドア天国でもある延岡は、様々な形のアウトドアがあるのでその日に合わせた形で楽しむことが出来ます。
自然の中で遊ぶという事は、危険も隣り合わせ。必ず遊ぶ際は、十二分に注意を払いましょう
今回私たちは、インストラクターによる講習を聞き、ルールを守ってアウトドア体験します。レクチャーをして下さるのは、三波商店の三波さんとしんさんのお2人。延岡にアウトドア専門店をオープンし、様々な形でのアウトドアの楽しみ方を県内外の方に広めています。
お2人は、北海道でラフティングガイドとして働いており、その際ふらっと訪れた延岡の澄んだ川を見た時、延岡でアウトドアガイドを行う事を決意されました。
三波さん(右)は優しくて頼りになるお兄さんで、しんさん(左)はヤンチャそうに見えるけど、優しくてカッコいいお兄さんでした。
早速スタート!…とはいきません。オールの使い方、ゴムボートに乗った際の安全確認、もしもの時の行動をしっかり覚えます。特にボートの上では安定感がなくなります。
一緒にゴムボートに乗って教えて下さるしんさん、カヤックで緊急時に備えて、後ろから付いてきている三波さんは安定感バッチリ!川の流れを受け流す様に動いて、恰好よかったです。
下り始めると、もう大変!
初めのうちは水の流れに飲まれ、右へ左へ。次第に皆の息が合い進み始めたかと思えば、横向きになってしまい、漕いでいた私は川に落下したりと笑いが絶えなかったです。
また川の流れは比較的緩やかなので、序盤である程度慣れることが出来ました。時折、瀬にぶつかっては遊園地のアトラクションの様に、体が揺られながらもオールを漕いで先へ先へと進みます。先に進めば進むほど木々の数も増え、人工的な建造物も見えてきたので圧倒されるばかりでした。
川の中腹に差し掛かり、湖の様に丸くなっている場所へ。すると、ガイドの三波さんが「ちょっと浮かんでみたら」と勧めてくれます。川の中で流れに身を任せて浮いてみました。浮いていると聞こえてくるのは水が流れる音と小鳥のさえずり声。
日常生活では、意識して聞くことのない音。ゆっくりと落ち着いた期分になり、優しい気持ちに満たされていくのが分かりました。水は怖い部分もありますが、私たちを癒してくれる自然の恵みでもあると思います。
それ以外にも、度胸試しとして川に向かって飛び出している岩から飛び込んでみました。岩から水面までの高さはおよそ3メートル弱。水の透明度が高すぎて上から覗くと、底が見えます。恐怖心をこらえ、勇気を出してジャンプ!安全に飛び込むことが出来ました。
ただ下るだけではなく、随所にこうした番外編で楽しめるポイントがあるのも川の魅力ではないでしょうか。子どもたちにも楽しんでもらえるポイントにもなりそうです。
川下り終盤は、今まで以上に流れが激しくなります。多少慣れてきた私たちでも、右へ左へ流されるまま。下る最中、大きな岩に衝突しそうになったり、ボートが揺られすぎてひっくり返りそうになったりとアワアワする展開の連続でした。
ガイドの三波さんやしんさんが安全に指示を出してサポートして下さるので、危険な場面でも常に楽しみながらラフティングを行えます。時折、しんさんが「ゴー!ゴー!」と声を掛け、私たちもお互い声を掛け合いながら楽しみました。
終わった後は、しっかりと体をほぐすためにストレッチ。ただ、初体験の私は全身が筋肉痛になったかのように足取りも重くなりました。
人生で初めて本格的なアウトドア体験をすることが出来ました。延岡は自然豊かな場所が多く、アクティビティも多く存在します。休日には自然と触れ合い、心身ともにリフレッシュ。それがアウトドア天国、延岡の魅力だと改めて実感しました。