鈴木のりたけさんトークライブ『おもしろがると せかいが ひろがる』

4月17日(土)の13:00より学習スペースにて、絵本作家鈴木のりたけさんによるトークライブ『おもしろがると せかいが ひろがる』が開催されました。
鈴木のりたけさんは『しごとば』シリーズ、『たべもんどう』(ブロンズ新社)、『ぼくのトイレ』『ぼくのおふろ』『ぼくのふとん』『すーべりだい』『どこちゃん』(PHP研究所)、『とんでもない』(アリス館)など、数多くの人気絵本を執筆し、絵本作家として幅広く活躍されています。

＜子どもたちの笑顔と熱気があふれる時間＞

JR東日本で東海道新幹線のぞみの運転士をされていたことがあり、当時の写真と新幹線の運転免許証を見せてくださいました。

運転免許証の正式名称は「動力車操縦者運転免許証」(どうりょくしゃそうじゅうしゃうんてんめんきょしょう)。思わず口に出して読んでみたくなる「動力車操縦者運転免許証」を会場全員で噛まずに3回言い切る早口ことば大会になりました。
鈴木のりたけさんが絵本の紹介をはじめると、タイトルや絵本の表紙を見ただけで子どもたちは大盛り上がり。鈴木のりたけさんより先に物語の内容を言ってしまうほどの熱気に会場は包まれました。
また、運転士をされていた鈴木のりたけさんならではともいえる新幹線絵かき歌も教えていただきました。

歌に合わせて描くだけで新幹線の絵ができあがり、子どもも大人も楽しみながら各々の絵を仕上げていました。

ご本人による『すーべりだい』の読み聞かせでは、絵本に登場するいろいろなすべりだいのすべりかた(読み方)や、娘さんとの会話のやりとりに着想を得て描かれたというエピソードも紹介されました。その他、取材の様子や制作秘話、クイズ、ことばあそびゲーム、数字の1と0を使って思いついたことを自由に表現する工作など盛りだくさんな内容でした。

終始会場の子どもたちとの会話を楽しむ中で何回も語られたことは、「おもしろがると世界がひろがる」ということ。
鈴木のりたけさんの絵本には「おもしろがると世界がひろがる」が根底にあるということがとても伝わってきた2時間でした。また、固定観念に縛られず自由な発想で日々を楽しむヒントをたくさん教えていただきました。

鈴木のりたけさんのおもしろく楽しい問いかけに答えようとする子どもたちの熱気に押され、マイクが子どもたちの手に握られっぱなしの笑顔あふれるトークイベントになりました。