1. TOP
  2. レポート
  3. まちのヒト・コト
  4. エンクロス語りの部屋

レポート

エンクロス語りの部屋

2021/3/24 開催

民話や伝承を語り継ぐ必要性

春も近づく穏やかな陽気の中、3月24日に『エンクロス語りの部屋』は
開催されました。
本イベントは、毎月第4水曜日の14時から行われていて
毎回多くの方にご参加いただいている人気イベントの1つでもあります。



こちらのイベントを企画されたのは『延岡の語り部 萌ぎの会』のみなさま。
「延岡や宮崎県の各地に伝わる民話や伝承などを、幅広い年代の方に知ってもらいたい」
という想いのもと、エンクロスだけではなく様々な場所で活動されています。
イベントで取り上げるお話は毎回違います。
聞いた事があるお話から、意外と知られていないお話まで様々です。
また、一度聞いたことがあるお話であっても
語り手の抑揚やタイミングの取り方ひとつ違うだけで
別のお話を聞いているかのような雰囲気に包まれます。

目を閉じれば、物語につい引き込まれてしまう語りの凄さ


今回の語りは、6つの語りとともに
息抜きとして手遊びなどを取り入れる構成で始まりました。
毎回「延岡語りの部屋 萌ぎの会」のみなさまが披露するお話は
椎葉村で伝わる伝承から、延岡の北方地域に伝わる伝承など
多岐にわたります。
また、今回のお話の中に芥川龍之介の「蜘蛛の糸」がありました。
タイトルは聞いたことがあるけれども、どういうお話かは
知らないという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
実際、語り部の方もお話を始める前に参加者の方に聞かれ
何人かの方は
「どんなお話だったっけ…」
と、思い出そうとされるお姿がありました。
語り手の方がわかりやすく物語を話してくださるので
詳しいストーリーを知らない方も、お話に耳を傾けながら
楽しそうに聴いているお姿が印象的でした。


お話を聞き続けていると少し疲れてきてしまうので
手遊びを挟むことで、一息ついてもらう時間もあります。


手遊びでは、言葉と動作を組み合わせて
ちゃんと動けているか、確かめながら始めていきます。
時折、間違った動きをしてしまい自然と笑みがこぼれるシーンもあり
参加者さんの和気あいあいとした姿も見ることができました。

聞いて楽しい、見て楽しい、方言の魔力

本イベントは、どなたでもご参加することができます。
・まだ参加したことがない方
・民謡や伝承のお話が好きな方
・楽しく笑いあいながら、イベントに参加してみたい方
などをお待ちしております。
ぜひ、エンクロス語りの部屋にお越しください。