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Bienvenidos al Tango Café ! ~タンゴ音楽鑑賞会~

2022/9/4 13:00~14:00 開催

9月4日(日)、中央大ラウンジにて『Bienvenidos al Tango Café ! ~タンゴ音楽鑑賞会~』が開催されました。
主催はタンゴ趣味一人の会の加藤恵弘さん。


加藤さんは、以前から趣味でタンゴの鑑賞会に参加されていました。その会は、加藤さんにとって師匠のような存在の方が主催されていたとのことです。しかし、その方が亡くなり、以前のような繫がりや鑑賞会を行う機会が減ってしまったそうです。
そこで、タンゴの鑑賞会を絶やしたくない、タンゴの魅力を一人でも多くの人に伝えたいという思いから、今年の6月よりエンクロスで活動を始められました。
将来的には、延岡市民にとってタンゴが一つのサブカルチャーになってほしいという願いがあります。

タイトルの「Bienvenidos al Tango Café」とは、スペイン語で「ようこそタンゴカフェへ」という意味。コーヒーなどを飲みながらタンゴを鑑賞し、ゆったりとくつろげる時間を作りたいという思いが込められています。

今回のテーマは「映画を彩った名曲」ということで、数ある名曲の中から加藤さん一推しの曲を紹介していただきました。前半は『シェルブールの雨傘』、『カサブランカ』。後半は『タンゴ・バー』の劇中歌をご紹介。


曲を流す前には、映画のエピソードにも触れながら解説をしてくださった加藤さん。曲を聴きながら、「懐かしいね」「これは知ってる!」「テレビで観た!」と参加者さん同士で楽しそうにお話をされていました。

映画に関する曲ではありませんが、タンゴの中で一番有名で誰もが知っている曲だという「ラ・クンパルシータ」は、毎回プログラムに組み込まれています。皆さんもどこかで一度は耳にしたことがあるかもしれません。


また、今回の鑑賞会には映画のワンシーンを切り取った様々な写真が展示してありました。その中には「ラ・クンパルシータ」の作曲者の写真もあり、作曲時のエピソードも教えていただきました。


最後に『シェルブールの雨傘』のアンコール演奏!今回の鑑賞会を振り返りながら、再び美しい音色に癒されました。

今回の活動には、「ラ・クンパルシータ」の演奏にも使われている“バンドネオン”という楽器の演奏者である和田さんも参加されていました。和田さんは、加藤さんの昔からのお知り合いで、若いころは福岡のクラブでアコーディオンを使ってタンゴやラテンを演奏していたそうです。その当時はバンドネオンも持っていたそうですが、どうにも難しくマスターするまでにはいかなかったとのこと。
延岡では、ボランティアとして福祉施設等でお仲間の方とアコーディオン演奏をされていました。加藤さんの勤めていた福祉施設で、和田さんが演奏して下さったことがお二人の出会いだったそうです。

10月のテーマは「ピアソラはお好き?!」。前述したバンドネオンという楽器を実際に持ってきていただき、和田さんに説明していただくコーナーもあります。
日曜日の午後、ゆったりと鑑賞しながら、みなさんと楽しく語り合いませんか?