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レポート

こどもフリーマーケット

2022/11/27 10:00~13:00 開催

11月27日、『よりみちクリスマス横丁』のイベントの一つとして、キッズスペース横にて『こどもフリーマーケット』が開催されました。
「こどもフリーマーケット」とはその名の通り、“子どもが店主となり、商品を販売する”というまさに子どもが主役のフリーマーケットです。
このイベントは各地で定期的に開催されていたのですが、最近はコロナの影響で中止や延期になることが多くなっていたとのこと。そこで、リサイクル品の販売を通してサステナブルな活動を知り、お金を稼ぐ面白さや物の大切さを感じてもらいたいという思いから、「ちろぺこ雑貨店」の堀口えつ子さんを中心として、今回エンクロスで開催することとなりました。

販売開始の1時間以上前から準備が行われ、それぞれのお店の設営も子どもたちが行います。
10時になり、いよいよ開店!
東海小学校吹奏楽部のさわやかな演奏で幕を開け、「いらっしゃいませ~」という子どもたちの元気な声が響き始めました。


お店にはそれぞれ素敵な看板が飾ってあったのですが、こちらは11月13日に行われた事前説明会で子どもたちが作ったものです。
説明会では、前半に堀口さんから出店にあたっての注意事項や値札を作るコツなどを教えていただきました。お客さんから値切ってほしいとお願いされた時の対処法についても。


そして説明会の後半に看板作りを行いました。三角形の布を使って、思い思い
の看板を制作。デザインを事前に考えていたグループも多かったのか、サクサクと作業を進めている様子でした。描き終わった布に紐を通したら完成!
最後には、一組ずつ自分たちの「店名」と意気込みを発表していました。



27日のフリーマーケットで売っているものは実にさまざまで、洋服や絵本、家電などもありました。手作りの小物も販売されており、きれいにラッピングされていました。


松ぼっくりを売ってまわる小さなサンタさんの姿も。

「いらっしゃいませ~。気になる商品はございませんか~」と大きな声で宣伝し、自分のお店を売り込む子どもたち。
長時間店番をする合間には“もぐもぐタイム”をはさんでいるかわいらしい様子も見られました。


また、販売ではこんな一幕も…
お客さんから「少し値切ってもらうことはできますか」とお願いされた子どもたち。突然のお願いに少し戸惑っていました。しかし、すぐに「最後の方になったら値切るかもしれないので、ぜひまたいらしてください」と笑顔で対応しており、堀口さんからの教えをしっかりと活かしていました。その様子にお客さんも「商売上手ね」と感心されていました。


残り30分ごろになると、値下げするお店がたくさん出てきました。
宣伝する声もより一層大きくなり、イベント終了まで一生懸命がんばっていました。

終わった後には、表彰式が行われ、初めてのフリーマーケットをやり切った子どもたちに堀口さんから賞状が渡されました。
一人で一生懸命頑張った子への「一人で頑張ったで賞」や、とても大きな声でお声がけをしていた子への「大きな声が出ていたで賞」など、それぞれの頑張りを称える賞状が手渡され、子どもたちは少し照れくさそうにしながらも満足げな表情を見せていました。


イベント終了後、子どもたちに今回のフリーマーケットの感想を聞いてみたところ、「むずかしかった」「緊張した」などさまざまな声がありました。その中でも一番多かったのは「楽しかった」という声でした。
初めての経験ばかりで不安も大きかったと思います。そんな中でも楽しみながらやり切ることができ、大満足だったようです。

『よりみちクリスマス横丁』では、ほかにもさまざまなイベントが行われていました。
東口広場には、沖縄料理、手羽先からあげ、コーヒーなどの飲食店の屋台や、キッチンカーが集合。


自由通路では、堀口さんが運営している「ちろぺこ雑貨店」など、ハンドメイド雑貨を中心に、雑貨販売を行っていました。中でも、“お名前アート”という普段はなかなか体験できないものもあり、注目を集めていました。


同じく自由通路では、一人一人が少しずつ編んでいく「結んで思いをつむぐマクラメリース」というイベントも行われました。完成した作品は12月よりDIYスペースにて展示しております。エンクロスに来られた際にはぜひご覧ください。


また、さまざまな場所で「クリスマス演奏会」が行われていました。サックスやフルート、オルゴールなど、クリスマスを彩る素敵な演奏の数々で、会場のみなさんも癒されたのではないでしょうか。



自由通路を挟んで西側と東側、子どもたちの元気な声や素敵な音楽によって、にぎわいの溢れる一日となりました。