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レポート

ドイツクリスマスマーケットin延岡2022

2022/12/17 14:00~19:00 開催

12月17日(土)、『ドイツクリスマスマーケットin延岡2022』が開催されました。
ドイツのクリスマスマーケットの雰囲気を延岡で味わうことができる冬の恒例イベント。これまでサンロード栄町で開催されていましたが、今年はエンクロスに場所を移しての開催となりました。


〈楽しみながら、地球にやさしく〉

毎年、延岡市国際交流推進室の国際交流員さんが中心となってコンセプトや会場設計を考え、開催してきました。今年は着任1年目のセガット・ショエルさんと旭中学校の生徒のみなさん、駅まちモール、エンクロスがタッグを組みました。
今年のコンセプトは「エコフレンドリー」。
ごみを減らして地球にやさしいイベントにするため、いろいろな工夫を凝らしました。
イベント会場を飾るためのオーナメントは、セガットさんと旭中学校の生徒さんたちによる手作り。地球にやさしいエコ素材の藁を使用したオーナメント「シュトローシュテルネ」を作り、彩りを添えました。

(オーナメント作成のようすはこちらをご覧ください)

また、事前にマイコップやお弁当箱、マイバッグを持参するよう呼びかけることでごみを減らすことを目指しました。


当日は「エコステーション」を設け、ごみの分別をしっかり行いました。


ごみのポイ捨ては景観を損なうだけではなく、環境へさまざまな悪影響を及ぼします。
海に捨てられたごみがマイクロプラスチックとなって、魚など海の生物が口にしてしまい、近年深刻な環境問題となっています。
延岡も例外ではありません。マイクロプラスチックを食べてしまった魚をわたしたちが食べるとどうなるでしょうか。決してわたしたちに影響がないとは言えないのです。
旭中学校のみなさんは「海も山もある自然豊かで美しい延岡を守りたい」と、セガットさんといっしょにごみの分別を呼びかけていました。しかし、それだけではありません。ごみを分別してくださった方や道行く方たちに「Merry Christmas!」と明るくダンスや声かけをして、分別してよかったと思える楽しいプレゼントを贈っていました。


義務感から行うものではなく、楽しいものにすれば次もきちんと分別しようと思えます。とてもすてきな取り組みですね。

〈五感を楽しませるイベントがもりだくさん〉

駅前広場やエンクロス西側通路には、おいしい食べものやおしゃれな雑貨のお店が並びました。




こだわりのクリスマスメニューを用意してくださったお店も多く、あいにくの小雨模様にも関わらずたくさんの方でにぎわいました。



館内外では、ステージイベントやワークショップ・展示が行われました。
ステージイベントは合唱からバンド演奏までさまざまな音楽で会場を盛り上げました。


日が暮れはじめる17時にはイルミネーションの点灯式が行われ、のべおか児童合唱団の伸びやかな歌声とともにクリスマスツリーや植栽がライトアップされると、わっと歓声が上がりました。


ワークショップも大にぎわい。ストライクアウトなどのゲームをしたり、クリスマスカードやマクラメ、ディンプルアート、アロマバスボムを作ったり、英語の絵本の読み聞かせを聞いたり、ボードゲームに興じたり…。





エンクロス館内外は笑い声が絶えませんでした。
キッズスペースで開催された展示『ドイツ部屋』では、延岡市のパートナーシティであるドイツのボトロップ市について、旭中学校のみなさんが調べたことを模造紙にまとめ、展示しました。


また、ドイツ人のクリスマスの過ごしかたや行事について、サッカーのブンデスリーガについても紹介し、説明しました。


クリスマスを彩る小物で飾りつけられた空間はまさにドイツのクリスマス部屋。ドイツ観光局協賛のアンケートに答えると抽選で特製グッズがプレゼントされるとあって、キッズスペースは多くの人が行き交いました。


ドイツへの理解を深め、身近に感じてもらうために、旭中のみなさんも案内や説明を熱心に行っていました。

食べて買って体験して学ぶ。
ごみの分別で地球にもやさしい。
セガットさんをはじめとする国際交流推進室のみなさん、旭中学のみなさんのお力添えで、楽しいだけではなく、環境のことも考えた一歩進んだイベントとなりました。
学生ボランティアさんを含め多くの方々のご協力をいただき、小雨模様で肌寒い日でしたが、たくさんの笑顔があふれる心温かな一日をお届けできたことと思います。


来年のドイツクリスマスマーケットが今から楽しみですね!